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  • 漢方処方における「一味の去加」の重要性|吉益東洞の症例に学ぶ

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     ▪️漢方処方において、一味の去加が明暗を分ける事がよくある。 たかが一味、されど一味。ここに気づいて、感じる事ができるまでに、どれだけの時間がかかるか。感性のアンテナのようでもあり、誰でもが到達できるわけではない。 江戸時代...

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  • 陥りがちな古典学習の「落とし穴」

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     ▪️漢方を学ぶ上で古典は欠かせませんが、そのまま臨床に結びつくわけではありません。今回は陥りがちな2つの「落とし穴」について解説を試みる。 例えば、『傷寒論』・『金匱要略』を読む。中国伝統医学で言えば、『脾胃論』(李東垣)や『景...

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  • Edo periodの漢方医は、理解している……

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     江戸時代後期の漢方医は、臨床に強い印象がある。やはり、それは経方の構造を理解しているからだろう。正珍、深斎、榕堂などのメンバーである。 そこで、一つの具体例を示してみたい。 『註解傷寒論』32条  太陽與陽明「合病」者 必自下痢...

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  • 漢方の勉強の仕方が分からない?

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    ■30代の女性薬剤師さんからのご相談 関西圏で漢方薬局を開業している方です。主に女性を対象にされていて、月経困難症、更年期障害、不妊などでお困りの方が来られるようです。 今まではメーカーの講習会に参加したり、あとは独学で頑張ってこら...

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  • 「ホットなメンバーによるクールな漢方勉強会」の作り方

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    ここ最近、他業種の方からの問い合わせがある。基本友達の紹介によるものであるが….二年ほど前も漢方メーカーの役員の方からお話を伺いたいと依頼があった。どの業界においても、それぞれの問題点があり、そこからの脱却を模索しているのである。&nb...

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  • Lab collage(漢方研究会) : 可能性は余白にある

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    ☆漢方臨床においての行き詰まり 漢方内科・漢方薬局を開業して数年が経つと多くの方は、臨床に行き詰まります。 そこで、このような話を聞いた事があります。kくんが開業して4年が経った頃、うまくいかない症例について、先輩に相談をしたそう...

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  • 第9回 カンファレンス 開催決定

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    第9回 カンファレンス  2025.5.11 日曜日☆会場:ヒルサイドウエスト 時間: 12:30-15:30   Lesson.1 症例:不登校    小児科医診断名  起立性調節障害経方理論を駆使したことによるシビレる症例になります一点の矛盾を突き止める事ができるのか?全く...

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  • 漢方研究会 コラージュ:A to Z PartⅡ 

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    今回のコラムも、漢方に興味を持たれた、若い医師・薬剤師の方々が対象になります。予めご了承ください。 PartⅠでは、時代の変化によって、漢方の考え方も変わり、新たな方剤が創製された事を示した。それは、社会的または医学界の風潮による影響が大...

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  • Lab collage 取説 〜どこを目指してるのか?〜

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    ◆Lab collage(漢方研究会) 皆さまには、どのような研究会なのか?分かりづらいと思います。そこで、ここだけは押さえて頂きたい「根幹」について述べてみたいと思います。 ❖取説①  どこを目指しているのか? 「ルートは二つある」 ...

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  • 『未来をつくる言葉』ドミニク・チェン著

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    ☆ドミニク・チェン早稲田大学文化構想学部教授専攻:学際情報学1981年生まれ フランス国籍日仏英のトリリンガル ☆本書を読み終えて… これは、正しく漢方における古典の理解に繋がる文脈と思えた。 本書の副題として「わかりあえなさ...

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