Lab collage(漢方研究会)

Lab collage

Lab collageは、医師・薬剤師を対象とした漢方研究会です。
従来の研究会は、講師のレクチャを受ける一方通行の形式でした。
Lab=ラボラトリー、全員参加型の実験室よのような研究会を目指しております。
そして、メンバーとのセッションにおいて化学反応が起きることを期待しています。
Lab collageの学習方法の特徴は、以下の3点になります。

1.「流動的に病態を可視化」する。

2.『傷寒論』『金匱要略』構造を理解する。

3.漢方学習においてカンファランスは必須です。

詳細は下記で紹介します。

1「流動的に病態を可視化」する。

一般的な漢方研究会の多くは、中医学講座です。
中医学ですと、イライラ→胃痛(症状)→肝鬱(病理)→柴胡疏肝散(処方)の流れになり、これを弁証論治と呼びます。
この弁証論治と言う方法論も中医学が日本に導入されて、すでに50年になります。
医学は、古今東西を問わず常に進歩する宿命があります。
中医学ももはやアップデートが必要な時期に来ているのです。
Lab collageでは、弁証論治の次に来る学習方法として、「流動的に病態を可視化」するトレーニングを取り入れています。
文章として覚えるのではなく、病態を「見える化」する事により、視覚的にもすごくイメージしやすくなります。
ポイントは、「可視化」なのです。

2『傷寒論』『金匱要略』構造を理解する。

歴史的にみて最初に処方・薬物の記載がみられるのは、この二冊の書籍です。
漢方においてとても重要な意味を、これらの書籍が提示しています。
日本漢方古方派の方証相対や黄帝内経の考え方で『傷寒論』を解釈しようとする中医学は、もはや過去のものと考えています。
『傷寒論』は、陰陽―三陰三陽―表裏内外として、構造を理解する必要があります。
構造としての理解は平面ではなく、3D・立体的な解釈を意味します。
立体的な解釈は、『傷寒論』の中に系統的な流れが存在することも、確認できるのです。
読み物としての『傷寒論』ではなく、臨床に役立つ『傷寒論』とは、構造を学ぶ事なのです。

3漢方学習においてカンファランスは必須です。

理論を学んでも、その考え方が臨床に役立たないと、意味がありません。
我々は常に臨床の結果を検証する事が、最も重要なことと考えています。
効かなければ、意味がないのです。
漢方の学習において、理論を学ぶだけでは不十分なのです。
実際の患者さんのご協力のもと、「病態を流動的に可視化」するトレーニングを行い、結果において効果があるのか検証していくのです。
カンファランスでは、結果が検証できる利点の他にも有意義なことがあります。
例えば、舌診です。患者さんの舌を見ながら、舌形はどうなのか?
舌苔の色調はどうなのか?舌苔の質感はどうなのか?
舌質の色合いはどうなのか?などなど確認ができます。
さらに「痛み」を主訴にしている患者さんですと、痛みと言っても千差万別です。そこで、どのような感じの痛みなのか?
気温・湿度・気圧などに影響されるのか?などなど、カンファランスでないとできないトレーニングなのです。
このような理由より、Lab collageでは定期的にカンファランスを実施しているのです。

Lab collageにご興味のある医師・薬剤師の方、ご連絡をお待ちしております。

会場 代官山アーガス、または代官山ヒルサイドテラス
Class レモン組 バジル組 ミモザ組 オレガノ組 マジュラム組 ベルガモット組

Conference

年に二回、実際の患者さんに来て頂き、症例検討会を行います。やはり、リアル感が違います。脈・舌診も確認ができ、臨床トレーニングには、Conferenceの必要性を感じます。

Schedule& Report

今後の開催予定や研究会のレポートを更新しております。

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