漢方の学習についての質問:漢方研究会コラージュ
研究会
漢方研究会を主催していますと、
いろいろな質問を受けます。
若い方々は、分からないし不安ですよね。
まず、漢方の学習はそれほど難解ではない。
手順を踏んで行けば、理解しやすいとも言えます。
多い質問について….書いてみます
◆「漢文を勉強するのが苦手なのですが?」
皇帝内経や傷寒論・金匱要略などの
基本古典は漢文で書かれています。
しかし、いづれも現代語訳が出ています。
その他の古典にしても、高校生レベルの
漢文で対応できます。
あえて漢文を習う必要もありません。
おそらくどこの勉強会も漢文訓読の
レッスンなどはやっていないと思います。
やる必要もないと言えるでしょう。
◆「四書五経を読む必要はありますか?」
結論的に言いますと、全く必要がありません。
昭和の時代には、そのような講義をされてた方が
いました。
文学部の大学院生などであれば、
その必要はあるかと思いますが、
臨床における漢方治療を学習するにあたり、
必要は無いと言えます。
◆「どのような勉強会がオススメですか?」
この質問の解答は難しいですね。
受講される方の目的にもよりますから。
「漢方で開業する事が目的」であれば、
メーカー系の講習会はオススメできません。
それは、メーカーにとっての講習会だからです。
やはり、基礎から臨床応用まで一貫しての
レッスンを行なっているところが良いでしょう。
漢方の勉強会はそれぞれに個性があります。
実際に参加させてもらったりして、
その空気感が合うのか?
感じることも大切に思います。
※その研究会を卒業された方に
お話を聞くのも一手かと思います。
全国各地に講習会・勉強会は数多くあります。
ご自身に合う勉強会に出会えると良いですね。
Lab collage
漢方研究会 コラージュ
戸田一成
代官山 東京