漢方コラージュ代官山:雨、低気圧⇒頭痛 気象病:漢方治療 治し方のコツ教えます
コラム
雨が降る前、気圧が下がり始めると、
頭痛のスイッチが入ってしまう方が
います。
そうしますと、ついつい痛み止めを
服用してしまいます。
そんなことの繰り返になります。
漢方治療で根本的に体質を改善する
ことによって、頭痛から解放されます。
まず、頭痛日記をつけてもらいます。
そうしますと、どのような時に頭痛と
なるのかが分かります。
つけて頂いた頭痛日記と過去の天気図
を比べていくとタイプが見えてきます。
タイプ①
南の海上から低気圧が北上する場合
九州~紀伊半島にかけて、低気圧が
近づいてきますと、湿度の上昇とともに
頭痛が発生します。
台風などがこのタイプになります。
タイプ②
北のシベリア方面から冷たい空気を
伴い、低気圧が降りてくると頭痛が
発生します。
冬の爆弾低気圧などがこのタイプに
なります。
タイプ③
1と2の両方が原因となるタイプ。
漢方治療
タイプ①
低気圧に湿度の上昇がポイントになります。
気圧が下がることによって、体内の過剰な
水が外へ上へと移動します。
また、湿度の上昇に伴い体内の水も
過剰となり浮腫みやすくなります。
結果、頭内も浮腫むようになり、
頭痛が発生します。(漢方の考え方として)
そこで漢方では、頭内の過剰な水を
改善することによって、頭痛が起こらなく
なるような体質にするのです。
タイプ②
冬・爆弾低気圧が降りてくることに
よる頭痛は、湿度の上昇がないため、
過剰な水が頭内に影響を及ぼすことは
ありません。
原因は、気圧の低下と凄い寒さです。
もともとが冷え性の方です。
このタイプの方は、冷え性をキッチリ
改善する必要があります。
タイプ③
①は㋃頃から梅雨そして夏の台風、
そして秋雨の頃が頭痛発生のシーズン
になります。
②は、真冬の冷たい冷気が降りてくる時期
が頭痛発生のシーズンになります。
ですから、この両方のタイプにより
頭痛が発生する方は、夏と冬での治療法
を使い分ける必要があります。
まず、あなたはどのタイプなのか?
そこを知ることが治療の近道になります。
まずは、頭痛日記から始めましょう。
lab collage
漢方研究会 コラージュ
代官山 東京
戸田一成