Lab collage : ストーリー
研究会
◆生活習慣の話について
漢方内科・漢方薬局の現場で仕事を
されてる方のお悩みの一つに、
生活習慣の改善についてのお話を
されても思うようにいかない?
このような経験をお持ちの方多いかと ….
これは一般の内科においても同じように
思います。
先日検診のため知り合いのクリニックを
訪れました。
血糖値の高い患者さんに、看護師さんが
データをを示しながら、一生懸命に食事指導と
運動について、しっかりと説明されていました。
後ほど看護師さんと話す機会があり、
どうでしょうか?
患者さんは理解して、生活習慣を守ってくれますか?
看護師さんは苦笑いを浮かべて….首を横に振りました。
なぜ根拠を示して、生活習慣の改善をお願い
しているのに上手くいかないのでしょうか?
(しっかりと理解して実行してくださる方もいます)
漢方治療においても生活習慣の見直しは
必須の事でもあります。
例えば、顔にできるニキビ•雨の前の頭痛・冷え性
更年期障害….などなど
◆漢方コラージュにおいて….
漢方コラージュは女性限定
そして20代〜40 代の若い方がほとんど。
この条件においての話になります。
ですから、全ての漢方の医療機関には
当てはまらないと思います。
感じる事….
漢方的に正しい理屈をお話ししても
患者さんには刺さらない。
翌日には忘れている。
データや根拠を示しても、人は変わらない。
◆新たな取り組み….
ところが人はあらゆる場面で、生活習慣を
改めて取り組む方がたくさんいます。
何かをきっかけに糖質制限を行い、
有酸素運動を生活に取り入れ、
ジョキングをする。
おそらく皆さんのお友達や会社の方で
生活習慣が変わった方を見てるはずなのです。
東京では一日パソコンに向かっての仕事の方が、
湘南に引っ越されて、早朝にサーフィンをして
それから仕事を始める。
今までは無頓着だった食事も、
バランスよく新鮮な野菜を摂るように
なった。
このような例はいとまがない。
そこには理由があるのです。
ではなぜ漢方相談において、生活習慣の
見直しをお願いしても効果が出ないの
でしょうか?
そこで漢方コラージュでは、
生活習慣の指導的な話し方はやめました。
教条的な説明は意味を持たないと、
分かったからです。
「感情」に訴えてみると、
人の心は動くのです。
もう一度言います。
人はデータや根拠では、動かない事が多い。
症状や病気を改善するための
生活習慣の改善には、
その方にとっての「物語」を
描いてあげる事なのです。
「感情」に訴えるのです。
ストレスの多い社会の中で、
誰もが何かの不安を抱えて生きています。
そこには、体調の不調が付きまとう事が多い。
そこで生活の中に、その方にとっての
「物語」を提案する。
実際においては、私自身にも「物語」を
用意しております。
そして、「物語」がクライアントと重なる
事があります。
この場合は、目的に向かっての「共感」が
更に変化のやる気になります。
このように
「人はストーリーに動かされる」
のです。
詳細につきましてはこのHPに記載
しますと膨大な量となりますので、
お問合せ頂ければ幸いです。
Lab collage
漢方研究会 コラージュ
戸田一成
代官山 東京