コラム

漢方コラージュ代官山:パニック障害 パニック発作・予期不安・広場恐怖

コラム

パニック障害の定義としては、

パニック発作・予期不安・広場恐怖を

三大症状とする病気です。

 

♠パニック発作

突然に訪れるバクバクするような動悸、めまい、

強い不安感、浅く早くなる呼吸などが現れます。

これらの症状は、死んでしまうのかもしれない

と思うほど強く現れます。

 

♠予期不安

上記のような激しい症状は早期に消失し、

検査をしても異常がありません。

但しパニック発作は繰り返し起こります。

そうしますと、また発作を起こすのでは

ないかという不安(予期不安)が頭を

よぎります。そして、通常の社会生活に

支障を来たします。

 

♠広場恐怖

発作はいつ起こるのかわかりません。

そうしますと、助けを得られない状況を

避けようとします。

これを広場恐怖といいます。

 

治療は精神科にて行われます。

主に薬物療法と認知行動療法を併用して

行われます。

 

パニック発作の漢方治療

 

♠従来より中医学・漢方では、パニック障害を

気の流れの異常と考えています。

中医学でいうところの、気滞・気鬱・肝気鬱結

になります。

用いる処方は、半夏厚朴湯・加味逍遙散

・柴胡加竜骨牡蛎湯・柴胡桂枝乾姜湯

・抑肝散などになります。

パニック障害を経験された方なら

お分かりになると思いますが、

これらの処方を服用しても、

ほぼ効果はありません。

 

新たな漢方的アプローチが

症状を消失へと導く

 

現実的に実際に起こったパニック障害を

診ていくと、

必ずしもストレス→気の流れの異常では

ない事が分かる。

 

漢方研究会コラージュのメンバーである

坂本壮一郎氏の提案・アドバイスを受けて、

新たなるアプローチによる漢方治療を

行う事により、より良い結果が出ている。

(坂本氏には感謝を申し上げます)

 

♠新しいアプローチの治療の要点

 

①パニック障害を精神的・心理的な側面

から捉えるのではなく、身体的な問題

として可視化する。

 

②なぜ「胸にくるか?」を考える。

 

③なぜ「深く吸えなくなるのか」を

考える。

 

以上のポイントを、経方理論に

落とし込むことによって、

必然的に新たなパニック障害の

治療方法が見えてくる。

結果、中医学的解釈による治療より、

各段に良い結果が得られている。

 

漢方治療と言っても、中医学をはじめ

として色々な流派が存在します。

そして、より良い結果が出る理論に

置き換わっていきます。

 

例えばガンの外科手術。

昭和の時代は、広範囲にガンを取る

拡大手術が主流を占めていました。

結果、手術は成功しましたと外科医に

言われても、その後の患者さんの日常は

悲惨なものとなってしますのです。

相当量の組織を取ってしまえば、

日常の生活のクオリティーは下がります。

そこで、患者さんの生活の質をなるべく

保つような手術と治療が、欧米で考えられて

いく事になります。

海外で修行を積んだ外科医が

新たな手術と治療を日本で

行うようになります。

それが、縮小手術です。

ガンの組織を抗がん剤でできるだけ小さく

して、腹腔鏡を使うため開腹する必要が

ありません。

拡大手術とは、患者さんの生活の質において、

全く次元が違います。

 

外科の世界でも時代の流れがあるように、

漢方の世界においても同じ事が言えるのです。

昭和の時代は、中医学が主流でした。

しかし、結果を見てみると落胆する事が

多かったのです。

今、漢方において優秀な漢方医は、

新たな経方理論に軸足をシフトしている

現実があります。

 

パニック障害でお悩みの方は、

新たな経方理論に根拠を求めた漢方治療を、

是非試して頂きたいと思います。

 

漢方コラージュ代官山

漢方研究会コラージュ

戸田一成

代官山 東京

 

漢方 コラージュ 代官山について

 

 

 

 

 

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