コラム

ニキビ 生活習慣から改善していく方法:漢方コラージュ代官山

コラム

ニキビを生活習慣から改善していく方法を

見ていきたいと思います。

 

ライフスタイルからみたニキビ

 

①食事について

食事とニキビは深い関わりを持ちます。

一言でいいますとバランスの良い食事に

つきます。

分かりやすく理解して頂くために、

ニキビを増悪させてしまう、

飲食についてみていきましょう。

 

・脂っこいメニューが多い方

男性に多いのですが、

朝はコーヒー一杯、昼は豚骨ラーメン、夜は牛丼。

このようなメニューですと脂の摂取過多であり、

野菜がほとんど取れていません。

漢方では、「食毒」と呼びます。

ニキビの発生と増殖の原因になります。

「食毒」の改善には、

防風通聖散・平胃散・半夏瀉心湯などを用います。

 

・お酒を飲まれる方

アルコール度数が高いお酒がいけません。

焼酎のロック、日本酒、ワインなどは、

漢方では「湿熱」を増殖してしまい、

ニキビの炎症と化膿を促進してしまいます。

「湿熱」の改善する処方としは、

黄連解毒湯+五苓散が効果的です。

 

・白砂糖などが多く使われた甘い物。

ケーキなどのお菓子になります。

これも漢方で考える「食毒」であり、

「湿熱」にもなります。

 

②眠りについて

よく何時間眠ると良いとかの話になります。

漢方では、何時に眠りにつくかがポイント

になります。

日が落ちて夜になります。

漢方では、陰の時間帯になります。

そこで夜に十分な睡眠が得られますと、

陰が満たされると考えています。

ですから漢方では、午前2時の前後二時間

をしっかりとした眠りが欲しいのです。

なるべくその日のうちに眠りについて

頂きたいのです。

処方としは、竜骨や牡蛎が含まれる

桂枝加竜骨牡蛎湯などが効果的です。

 

③メンタルのコントロールは大事。

ストレス社会と言われるようになって、

久しく時は経ちますが、

メンタルのコントロールは、

自律神経や内分泌系ホルモン

の調整に役立ます。

日頃から適度な運動や趣味を

心がける事は大切なことです。

メンタルの不調に用いる処方としは、

柴胡疏肝散・逍遥散・四逆散などを用います。

 

④ニキビと便秘

この関係も密接に関わります。

便秘になるとニキビが悪化すると、

経験された方は多いと思います。

反対に便秘を改善すると、ニキビが

軽減する事もよく知られています。

食事や運動などから便秘にならない

ような日常生活を送りましょう。

大黄が配合されている大黄甘草湯

や承気湯類が効果的です。

 

スキンケアからみたニキビ

あまりにも熱心にクレンジングや洗顔を

いてしまうと、皮脂を取りすぎてしまう

ことがあります。

こうなりますと、肌のバリアー機能が

低下してしまい、刺激から肌を守るために

角質が厚くなってしまいます。

ニキビ治療にとっては、良い事ではありません。

また、大人ニキビでは保湿が十分でないために

ニキビが悪化してしまうケースもあります。

スキンケアも肌に応じたバランスが大切と

言えます。

肌に栄養が行きわたっていない場合は、

当帰や黄耆が配合された帰耆建中湯などが

効果的です。

 

漢方コラージュ代官山

漢方研究会コラージュ

戸田一成

代官山 東京

 

漢方 コラージュ 代官山について

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