漢方コラージュ代官山:気象病 雨の日の頭痛
コラム
雨の日になると頭が痛くなり、困っていたKさんが漢方相談に来ました。
Kさんは32歳の女性で事務職の仕事をしています。
雨の日に頭痛になることが多く、ついつい痛み止めを服用してしまいます。
Kさんは正しく気象病です。
気圧が下がり、湿度が上昇する条件で、Kさんの頭は痛みます。
漢方の考え方では、まず気圧が下がりますと、気の流れに影響します。
そして、湿度の上昇で体内に70%ある水の流れに異常をきたします。
漢方治療としては、気の流れの変調には、桂枝+甘草と言う生薬を用います。
水の流れの異常には、茯苓+蒼朮と言う生薬を用います。
これらを合わせてKさんに毎日煎じて服用してもらいました。
2週間の服用した頃より、頭痛の発生頻度と程度が改善しました。
都合3ヶ月の服用で、ほぼ雨の日に頭痛は起こらなくなりました。
天気の影響から体調を崩してしまう気象病から、Kさんは解放されたのです。
漢方 コラージュ 代官山
漢方研究会 コラージュ