排卵日:気分の落ち込み・悲しい・涙:漢方治療
コラム
漢方コラージュでは、排卵日の体調不良
の相談がとても多いです。
排卵日を過ぎた頃から、
気持ちがとてもネガティヴになってしまう。
気分が落ち込み、理由もなく悲しくなったり、
涙が溢れてきたりと….辛くなります。
さらに、絶望と言う表現をされる方もいます。
このような事でお困りの方のほとんどが、
婦人科や漢方薬局などで漢方薬を服用した
経験がある方です。
そこで、どのような処方を服用されたのか?
お聞きしますと、
ほぼ、柴胡を主薬とした処方。
柴胡桂枝湯、四逆散、加味逍遥散、抑肝散
などなどを…服用されています。
しかし、効いていません。
但し、すでに効いた方は当方に来られない
こともあると思います。
なぜ?
排卵日の不調に柴胡剤を出すのか?
これは推測になりますが、
中医学では、気の滞りと考えているからです。
そこで、気の流れを良くするのは、柴胡剤。
このような、方程式が出来上がるのです。
しかし、効いていない。
漢方コラージュでは、排卵日のネガティヴな
訴えに対して、柴胡剤を使うことは、
ほぼありません。
人体における気の流れは、滞るだけではないのです。
そして、柴胡剤だけでなく、その他の方法も用意
されているのです。
漢方の書籍の中で、初めて処方が登場する
『傷寒論•金匱要略』の中で詳細に述べられて
いるのです。
柴胡剤を服用したのに、排卵日のネガティヴ症状が
改善されなかった方も、諦める必要はないのです。
新たな漢方治療に、チャレンジしみてください。
Lab collage(漢方研究会)
漢方コラージュ代官山
戸田一成
代官山 東京